様々な視点から、アニメ市場を問う
杉並区が地域活性化にアニメ産業に力を入れることは悪いことではありません。アニメーションフェスティバルinすぎなみの事業のように、地域住民と企業が連携し、交流、そしてイベントなどを通じて集客、利益を生むことで、杉並の街が潤います。しかし、一つの地区が世界的産業ともいえるアニメ業界を宣伝、支援することで大きな変化は期待できないことも事実です。そこに費やす区の税金、それが本当に使用目的としてふさわしいのか、疑問の声が上がるのも無理はありません。地域の活性化、行事として行うのであれば、もっとお金をかけないやり方があるでしょう。
他のご当地、名産品などと違うのは、杉並ブランドのアニメが市場にでることはないわけで、杉並の知名度アップや経済効果に繋がるかと言えば、それも期待できるほどではないと言うことです。アニメは世界的産業であり、一地域で何か動かせる、影響を与えることの出来ないものです。そこに経済や地域力がどの程度関与することを行政と住民が望んでいるのか。明確なビジョン、目的が見えてこない、こうした点からも批判の声が聞こえる理由ではないでしょうか。